ギフトショップだからこそ。

こんばんは!浅田姉こと、浅田雅子です。

私たちはブランド立上げ時、ただ単におやつを販売するのではなく”犬のためのギフトショップ”としてパッケージやラッピングで個性を出そうと決めました。今回はそのときの試行錯誤した模様をまとめています。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです!

iicoの読みもの

1.箱の魅力

箱の持つ魅力はなんとも不思議。ジュエリーやチョコレートの入ったステキな箱を開ける瞬間のドキドキといったら。そしてそれは高級品に限ることではなくって、どんな箱でも箱を手に取ると(それが例え見慣れた駄菓子の箱でさえ)いつになってもわくわくしてしまう。
犬もまた、箱が特別な贈り物だと知っているらしい。愛犬umuは宅配便が届き箱を開けるとき、必ず身を乗り出して中身を確認する。

犬のためのギフトショップiicoを立ち上げてまず考えたのは、犬にも人にとっても贈り物にふさわしいスペシャルな箱を用意したい、ということ。
まだ箱に詰めるおやつの内容も決まっていないところからのスタート。
もちろん箱の種類、コスト、取引先、全てがゼロからのスタートだった。

まずは箱の種類にどんなものがあるのか調べてみる。
素材だけでなく形状の豊富さには正直びっくりした。
一つ一つ吟味し、丁寧に選定を進める。

2.選定基準1

膨大な種類からの選定で一番優先していたのは”iicoらしさ”。
では、iicoらしさとは何か。iicoは犬のおやつを扱ったブランドではあるけれど、決して犬のためだけのブランドでもないということ。犬はもちろん、犬を取り巻く人たちも、環境も全てひっくるめてイイコでいたいね、という思いを込めている。人も環境も全てがイイコなら犬は間違いなく幸せだと思うから。
つまり、犬とともに暮らす人もそうでない人も、性別も年代も国籍も、全ての垣根のないフラットなデザインが必要。いわゆる"THE犬ブランド"のようなナチュラルさや素朴なイメージから少し距離を置き、さらっと置くだけでそれっぽく見える"犬ブランドらしくないデザイン"が着地点。
それがロゴデザインを進めていく中で出た、私たちなりの"iicoらしさ"。パッケージやラッピング、SNSでその世界観を表現していき、少しでも人がほっこりしたりハッピーな気持ちになってもらえたらな、と考えている。

3.選定基準2

また選定を進める中でふと思い出したのが、私たち姉妹の故郷である静岡。静岡といえばいわずと知れたお茶の名産地。小さい頃から自然とお茶をよく飲む習慣がついている。そしてお茶飲みに欠かせないのがお茶缶だ。
お茶の葉はお茶缶に入れるものだと当たり前に考えていたが、調べてみるとその理にかなった缶の性能に驚いた。
缶は、遮熱性・防湿性・密閉性に優れた優秀な箱だったのだ。
これは犬のおやつに必ず必要な風味と香りを閉じ込めてくれる。そして携帯にも便利なサイズ感ならお散歩やお出かけのときにも利用ができて環境にも優しい。もちろん犬のおやつ以外にも薬入れや飴玉入れなど用途は考えれば無限大だ。
犬のおやつを缶に入れて販売する、そう決めた。
そう、その発想があったから、メインのおやつがクッキーとなった。
犬のおやつのクッキー缶。それがiicoの代表商品だ。

5.ギフトショップだからこそ。

ギフトショップといえばラッピング。これが今思えば、実は一番悩んだ点だったかもしれない。
なぜならギフトショップなら、様々な包装紙やラッピングの種類から自分の好きな色や柄をセレクトできる楽しみを味わいたい。それがギフトショップの醍醐味でしょ!とまで考えていた。
そこへふとよぎる「サスティナブル」。ラッピングをどうしようか考えていたころ、レジ袋が有料化になったことから連日ニュースで取り上げられていた言葉でもあった。妹はアパレルデザイナーだから聞き馴染みのある言葉で、理解も早い。当然彼女からも、iicoはサスティナブルに取り組むべきだと諭された。「iicoは犬にも人にも地球にも優しく」でしょと。仰る通り。
しかし、残念ながら環境に配慮した製品(特にラッピング系)はまだ市場にはあまり数がなく選べるほどないのが事実。
究極の二択だった。利便性を取るか、理想を追求するか。
理想を追求しても、時間とコストが合うのかわからない。完成するのかもわからなかった。
けれど私たちは結局、理想を追求することに決めた。
時間もなかったし、本当にできるのか、どこまでできるのかすごく不安ではあったけれど、iicoの軸である部分がブレるわけにはいかないという意地みたいなものかもしれない。iicoは地球にも微力ながらギフトすると決めた。

結果、有料ラッピングとして布巾着袋を制作。こちらは妹の記事「オリジナルグッズ制作 〜iibag編〜」で制作の様子を彼女なりにまとめてくれたので、そちらもぜひご一読いただきたい。布製巾着袋は”iibag”と名付け、犬と一緒に暮らさない方でも手に取ってもらえるよう、そして犬友とお揃いでご利用いただけるようにと単品でも購入できるようにした。

また無料ラッピングとしては、梱包材にこだわることに決めた。
選定した結果、採用したのが戸田商行さんの「国産もくめん」だ。もくめんとは原木の状態で仕入れた木材の皮を剥ぎ、製材機で切断したもの。段ボールを開けた瞬間、天然木の香りを楽しむことができる。ただ捨ててしまう緩衝材ではない。受け取る人への温かな思いやり、楽しみ、うるおい、そして、ゆとりをお届けする、元来の日本人が持ち合わせた美意識が詰まった木の文化が詰まっている。

iicoは犬のおやつ専門店である前に、犬のためのギフトショップでいたい。
だからこそ私たちなりの”犬のため、人のため、地球のためのギフト”をこれからも模索して提供していくのさ。

【Instagram】 @iico_official

 

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第8回目は2618時、浅田妹による読みものをお届けする予定です。お楽しみに!