食品ロスというと、家庭での食べ残しや、売れ残った食品の廃棄を思い浮かべる方が多いかもしれません。
けれど、食品ロスは、食べる場面だけで起きているわけではありません。
必要以上に作ってしまうこと。
売れる量を見込んで作り置きしたものが、賞味期限を迎えてしまうこと。
本来なら食べられる食材が、形や大きさを理由に使われないこと。
食品を作り、届けるまでのさまざまな場面で、まだ食べられるものが失われています。
では、犬のおやつを作るときにも、食品ロスを減らすことはできるのでしょうか。
iicoでは、使う食材だけではなく、
どれだけ作るか。
どのように届けるか。
届いたあと、どのように食べてもらうか。
そこまで含めて考えることが、食品ロスを減らすことにつながると考えています。
この記事では、犬のおやつと食品ロスの関係や、iicoが受注生産を基本としている理由、無添加のおやつを新鮮なうちに届けるためのものづくりについてご紹介します。
食品ロスとは?
食品ロスとは、本来ならまだ食べられるにもかかわらず、捨てられてしまう食品のことです。
食卓での食べ残しだけでなく、
- 必要以上に仕入れた食材
- 売れ残ってしまった商品
- 賞味期限が近づいた食品
- 形や大きさが規格に合わない農産物
- 製造の途中で余った原材料
なども、食品ロスにつながることがあります。
見た目が少し違うだけ。
作る量を多く見積もってしまっただけ。
まだ食べられるのに、届ける相手が見つからなかっただけ。
そうした理由で食材や商品が捨てられてしまうのは、とてももったいないことです。
食品ロスを減らすためには、食べ残しを減らすことだけでなく、作る前の段階から「必要な量」を考えることも大切です。
犬のおやつにも食品ロスは関係している?
「犬のおやつ」と「食品ロス」。
一見すると、あまり関係がないように思えるかもしれません。
しかし、犬のおやつも、野菜や穀物、肉などの食材から作られています。
人の食べ物と同じように、
- どんな食材を選ぶか
- どれくらい仕入れるか
- どれくらい製造するか
- どのように保存するか
- 最後まで食べきれる形で届けるか
によって、廃棄される量は変わります。
食品ロスを減らすというと、規格外野菜や未利用の食材を活用することが注目されがちです。
もちろん、それも大切な方法のひとつです。
でも、食品ロスを減らす方法は、それだけではありません。
最初から、必要以上に作らない。
この考え方も、食品ロスを減らすための大切な選択です。
犬のおやつは「作り方」で食品ロスを減らせる
犬のおやつを作るとき、あらかじめ大量に製造して在庫を持てば、ご注文後すぐに発送しやすくなります。
一方で、販売数を予測して作り置きをする以上、すべてを期限内に届けられるとは限りません。
予想より注文が少なければ、作ったおやつが余ってしまう可能性があります。
反対に、必要な分を確認してから作れば、余分な製造を抑えることができます。
食品ロスを減らすために大切なのは、特別な食材だけではなく、
必要なものを、必要な分だけ作ること。
iicoでは、この考え方をものづくりの基本にしています。
iicoが受注生産を基本にしている理由
iicoのおやつは、基本的に受注生産でお作りしています。
ご注文をいただいてから製造する商品が多いため、発送まで少しお時間をいただくことがあります。
すぐに発送できる商品と比べると、受注生産は便利さや速さの面で、不便に感じられることもあるかもしれません。
それでもiicoが受注生産を大切にしている理由のひとつは、
必要以上に作り置きをせず、食品ロスをできるだけ減らしたいからです。
商品を先にたくさん作っておけば、ご注文が入ったときにすぐ発送できます。
けれど、必ずしも作った分だけご注文をいただけるとは限りません。
売れ残れば、まだ食べられるおやつであっても、賞味期限を迎えてしまう可能性があります。
人が食べられる品質の食材を選び、一つひとつ時間をかけて作ったおやつを、誰にも食べてもらえないまま手放すことは避けたい。
だからiicoでは、先にたくさん作るのではなく、ご注文を確認してから必要な分を作る方法を選んでいます。
「たくさん作って、たくさん売る」よりも
効率だけを考えれば、一度にたくさん作ったほうがよいこともあります。
同じ作業をまとめて行えば、製造にかかる時間や手間を抑えられるからです。
それでも、iicoが大切にしたいのは、
必要としてくださる方の分を、必要なときに丁寧に作ること。
目の前の一袋のために食材を量り、混ぜ、焼き上げる。
受注生産は、食品ロスを減らすためだけの仕組みではありません。
ご注文の向こうにいる犬と人を思い浮かべながら作る、iicoらしいものづくりでもあります。
少しお待たせすることにも理由があります
iicoのおやつは、基本的にご注文をいただいてから、土日祝日を除く5営業日以内に発送しています。
ご注文後すぐに届く商品ではありませんが、その時間は、まだ作られていないおやつが、ご注文に合わせて形になっていく時間です。
食材を無駄にせず、できるだけ作りたてに近い状態でお届けするために、少しだけお待ちいただいています。
無添加のおやつだからこそ、新鮮なうちに届けたい
iicoが受注生産を基本にしているのは、食品ロスを減らすためだけではありません。
もうひとつの大きな理由は、
無添加のおやつを、できるだけ新鮮な状態で届けたいからです。
iicoのおやつは、保存料などに頼らず、素材を組み合わせて作っています。
保存料を使わないからといって、届いてすぐ食べなければならないわけではありません。
未開封で適切に保存していただければ、表示している賞味期限までお召し上がりいただけます。
ただ、おやつにも、作りたてに近い時期だからこそ楽しめる香りや食感があります。
ご注文をいただいてから作ることで、製造してからお届けするまでの時間をできるだけ短くし、新鮮な状態から楽しんでいただけるようにしています。
作り置きを減らすことは、おいしさにもつながる
作り置きした商品を長期間保管してから発送するのではなく、必要な分を作り、できあがったものを届ける。
この流れは、食品ロスを抑えると同時に、おやつのおいしさを届けることにもつながります。
受注生産には、
- 必要以上に作らずに済む
- 在庫として長く保管する期間を減らせる
- 製造からお届けまでの時間を短くできる
- 新鮮なうちから楽しんでもらえる
というメリットがあります。
食品ロスを減らすことと、新鮮なおやつを届けること。
この二つは別々のことではなく、受注生産というひとつの方法の中でつながっています。
「もったいない」と取っておかず、届いたら楽しんでほしい
iicoのおやつを、特別なものとして大切にしてくださることがあります。
包み紙を眺めたり、特別な日まで取っておいたり。
そんなふうに思っていただけることは、作り手として、とても嬉しいことです。
でも、無添加のおやつをできるだけ新鮮な状態で届けたいと思って作っているからこそ、私たちにはもうひとつ嬉しいことがあります。
届いたら、どうか「もったいない」としまい込まず、早めに楽しんでもらうことです。
賞味期限は、おいしさが始まる日ではなく、品質を保って食べられる期限の目安です。
期限のぎりぎりまで待つよりも、届いたその日から、少しずつ楽しんでいただけたらと思っています。
おやつは、食べてもらってこそおやつ
犬が袋の音に気づいて近づいてくること。
キャンディの包みを開く時間。
一つを分け合ったり、いつものごほうびにしたりすること。
おやつの役割は、袋の中で大切に保存されることではなく、犬と人の時間の中で食べてもらうことです。
だから、特別な日を待たなくても大丈夫です。
今日のお散歩のあとに。
何でもない午後に。
犬と目が合った、その瞬間に。
最初の一包を開けてもらえたら、私たちにとって、それ以上に嬉しいことはありません。
新鮮なうちにおいしく食べてもらうことは、最後まで食べきることにもつながります。
そして、作ったおやつが無駄にならず、きちんと犬のお腹と記憶に届くことも、食品ロスを減らす大切な一歩だと考えています。
食材を最後まで大切に使う
食品ロスを減らす方法は、受注生産だけではありません。
どんな食材を選び、どのように使い切るかも大切です。
iicoでは、
「食品ロスになる食材だから使う」のではなく、良い食材を最後まで大切に使うこと。
を大切にしています。
まず選ぶのは、人が食べられる品質の食材です。
犬のおやつだからといって、品質を下げるのではなく、人が口にしてもおいしいと思える素材を選ぶ。
そのうえで、仕入れた食材をできるだけ無駄にせず、一つひとつのおやつへと形を変えていきます。
食材には、それを育てた人がいて、運んだ人がいて、私たちの手元へ届くまでの時間があります。
だからこそ、必要な分だけ仕入れ、最後まで丁寧に使う。
その積み重ねが、食品ロスを減らすことにつながると考えています。
規格外の食材を使うことだけが食品ロス削減ではない
食品ロスやフードロスについて考えるとき、規格外野菜や未利用食材の活用が注目されることがあります。
形や大きさが基準に合わないだけで、味や品質に問題のない食材を活かすことは、とても大切な取り組みです。
一方で、食品ロスを減らす方法はそれだけではありません。
- 必要以上に仕入れないこと
- 必要以上に製造しないこと
- 食材を最後まで使い切ること
- 作ったものを新鮮なうちに届けること
- 購入後、最後までおいしく食べきってもらうこと
こうしたものづくり全体の工夫も、食品ロス削減につながります。
鹿肉を選ぶことも、資源を大切にする選択
iicoでは、鹿肉を使った犬のおやつも作っています。
鹿肉を扱う理由のひとつは、犬にとって魅力のある食材だからです。
そしてもうひとつ、捕獲された鹿の命を、食材として最後まで活かしたいという想いがあります。
日本では、野生鹿による農作物や森林への被害が課題となり、個体数を管理するために鹿が捕獲されています。
しかし、捕獲された鹿のすべてが食材として活用されているわけではありません。
命をいただいたにもかかわらず、十分に利用されないまま廃棄されてしまうこともあります。
その鹿肉を食材として活かし、犬のおやつとして届けること。
それは、一般的な食べ残しによる食品ロスとは少し異なりますが、限りある資源や命を無駄にしないための選択のひとつです。
iicoでは、食材の背景まで含めて考えながら、犬のおやつに使う素材を選んでいます。
鹿肉を選んでいる理由や、iicoの鹿肉のおやつづくりについては、こちらの記事で詳しくご紹介しています。
犬のおやつに鹿肉を選ぶ理由と、iicoのものづくり
最後まで食べきれる工夫も食品ロス削減につながる
食品ロスは、商品を作り終えた時点で終わる問題ではありません。
購入していただいたあと、最後までおいしく食べてもらえるかどうかも大切です。
大きな袋を一度開けると、
- 湿気てしまう
- 香りや食感が変わる
- 開封したことを忘れてしまう
- 食べきる前に品質が落ちてしまう
ことがあります。
そこでiicoでは、キャンディ包みなど、一包ずつ楽しめる形を取り入れています。
食べる分だけを開け、残りは未開封のまま保管する。
それによって、おやつの香りや食感を守りながら、少しずつ最後まで楽しみやすくなります。
個包装には資材が必要です。
そのため、包装を増やせばすべて環境にやさしい、という単純な話ではありません。
一方で、おやつが湿気たり、食べきれずに捨てられたりするのを防ぐことも、食材を無駄にしないために必要なことだと考えています。
iicoが犬のおやつを個包装にする理由については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。
犬のおやつは個包装がいい?包装が必要な理由とiicoの考え方
犬のおやつの食品ロスを減らすために、私たちができること
食品ロスを減らすためにできることは、特別な取り組みばかりではありません。
作る側と、選ぶ側。
それぞれの小さな行動がつながっています。
作る側にできること
- 販売量を大きく見込みすぎず、必要な分を製造する
- 食材を必要以上に仕入れない
- 仕入れた食材を最後まで丁寧に使う
- 製造から発送までの時間を短くする
- 最後まで食べきりやすい量や包装を考える
iicoでは、受注生産を基本にすることで、作りすぎをできるだけ防いでいます。
選ぶ側にできること
- 犬が食べきれる量を選ぶ
- 開封後の保存方法を確認する
- 賞味期限だけでなく、届いた日から楽しむ
- 買い置きを増やしすぎない
- 食材や製造方法を大切にしている商品を選ぶ
たくさん買うことよりも、最後までおいしく食べきること。
その方が、犬にとっても、おやつに使われた食材にとっても、うれしい選択になることがあります。
受注生産は、食品ロスとおいしさをつなぐもの
受注生産は、単に在庫を少なくするための方法ではありません。
必要な分だけ作ることで、余剰在庫や廃棄を減らす。
ご注文後に作ることで、製造からお届けまでの時間を短くする。
そして、無添加のおやつを新鮮なうちから楽しんでもらう。
これらは、すべてひとつにつながっています。
作りすぎないことと、できるだけ新鮮に届けること。
食材を無駄にしないことと、おいしいうちに食べてもらうこと。
受注生産は、食品ロス削減とおいしさのどちらかを選ぶ方法ではなく、その両方を大切にするためのものづくりです。
少しお待たせする時間も含めて、iicoのおやつが作られていく過程として受け取っていただけたら嬉しく思います。
犬のおやつと食品ロスについてのよくある質問
Q. 受注生産にすると、なぜ食品ロスを減らせるのですか?
ご注文をいただいた分を中心に製造することで、販売数を予測して大量に作り置きする必要が少なくなります。
売れ残りや賞味期限切れによる廃棄を抑えやすいことが、受注生産のメリットです。
Q. iicoのおやつは、注文後に作っているのですか?
iicoのおやつは、基本的に受注生産でお作りしています。
商品やご注文状況によって異なりますが、原則として土日祝日を除く5営業日以内に発送しています。
Q. 無添加のおやつは、届いたらすぐ食べる必要がありますか?
すぐに食べきる必要はありません。
未開封の状態で適切に保存していただければ、商品に表示している賞味期限までお召し上がりいただけます。
ただし、製造後の香りや食感を楽しんでいただくためにも、届いた日から少しずつ召し上がっていただくのがおすすめです。
Q. 賞味期限が長い方が、食品ロスを減らせるのではありませんか?
賞味期限が長ければ、保存できる期間は長くなります。
一方で、必要以上に作ってしまえば、期限が長くても売れ残りや廃棄が生じる可能性があります。
iicoでは、保存期間を長くすることだけでなく、必要な分を作り、新鮮なうちに届け、最後まで食べきってもらう流れを大切にしています。
Q. 個包装は包装資材が増えるので、環境によくないのではありませんか?
個包装には資材が必要なため、包装を増やすことに環境負荷がないとは言えません。
一方で、必要な分だけ開封できるため、湿気や品質の変化を防ぎ、最後まで食べきりやすくする役割があります。
iicoでは、包装による負担と、おやつを無駄にしないための役割の両方を考えながら商品を設計しています。
Q. 鹿肉のおやつは食品ロス削減になりますか?
鹿肉の活用は、一般的な食べ残しによる食品ロスとは異なります。
ただし、捕獲された鹿の命を食材として活かし、廃棄を減らすという点で、資源の有効活用につながる取り組みのひとつです。
まとめ
犬のおやつを作るときにも、食品ロスを減らすことはできます。
規格外の食材を活用することだけではありません。
必要以上に仕入れないこと。
必要以上に作らないこと。
食材を最後まで丁寧に使うこと。
できあがったおやつを新鮮なうちに届けること。
そして、届いたおやつを最後までおいしく食べてもらうこと。
そのすべてが、食品ロスを減らすことにつながります。
iicoが受注生産を基本にしているのは、余分なおやつを作らず、食材を無駄にしないためです。
同時に、保存料などに頼らず作ったおやつを、できるだけ新鮮な状態で届けたいという想いもあります。
だから、iicoのおやつが届いたら、どうか「もったいない」と長くしまい込まず、届いた日から楽しんでいただけたら嬉しいです。
今日のお散歩のあとに。
何でもない午後に。
犬と目が合った、その瞬間に。
おやつは、食べてもらってこそ、おやつ。
作ったおやつが無駄になることなく、犬のお腹へ届き、犬と人の時間の一部になること。
それが、私たちにとっていちばん嬉しい食品ロスの減らし方です。
必要な分だけ作り、新鮮なうちに届ける。
iicoのおやつは、基本的に受注生産です。ご注文をいただいてから一つひとつ作り、土日祝日を除く5営業日以内に発送しています。
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※商品の製造・発送時期は、ご注文内容や製造状況によって前後する場合があります。各商品の保存方法と賞味期限をご確認のうえ、開封後はできるだけ早めにお召し上がりください。