レベル上げを楽しむ。

今回のテーマなに?とお思いの方もいるかもしれないので軽く説明をすると、umuが6歳になった2ヶ月ほど前に実は私、40歳を迎えまして。ここのところ「歳を重ねる」ということを自分なりによくよく考えていたので、今回はそんなお話をしようと思っています。

30代突入の頃。

遡ること10年前の30代に突入したとき、私はすごく嬉しかったんです。
それはもうものすごい解放感で、今でも鮮烈に覚えています。

20代後半、友だちが続々と結婚・出産へとステージを変えていく中で、私は脇目もふらず仕事仕事の毎日でした。そして両親や親戚からの圧。地元に帰るとやっぱり話題は「そろそろどうなの?そんな時期じゃないの?」となるわけで。
私だって、内心焦らないわけではない。少なからずこのままでいいのかな…なんて自問自答したこともありました。ほんの一瞬は。
けれど仕事はやればやるだけ成果となって表れるし、とってもシンプルで達成や充実を感じられる。仕事は私の中で言わば「生きている証」みたいに感じていたところがありました。よくよく考えてみると、目まぐるしく続く仕事漬けの毎日を理由に、人という自分だけでは答えの出ない問題には立ち向かおうとしてこなかったんだと思います。

そんな20代後半を過ごしていた私は、30代を自由に歩んでいる先人方にものすごい憧れと敬意を持っていました。その方々は自分の意思で自由にかっこよく戦っていて、私の目にはとってもキラキラして見え、本当に眩しかった。だから私自身も30歳になった途端、今までの悩みやプレッシャーみたいなものがワーーって自分の中から嘘のように消えて肩の荷が降りたような憑き物が取れたような清々しい気持ちになれたんだと思います。

リアル30代を振り返る。

30代に突入して2年後、32歳の年に独立。インテリアデザイナーという職についたときからフリーランスになることは漠然と思い描いていたから、どうやったらなれるのかどうやったら必要とされるのか、とずーっと考えていました。
私の出した結論は、自分一人でなんでもできる人になろうということ。ハイキューの主人公日向と全く同じ発想をしていたんだなぁ…と感慨深いです。
設計デザイン業だけだと、自分のセレクトした素材がいくらで仕入れることができてどの程度の利益が出るのか知らないまま。それでは営業主導の設計となって自分自身もクライアントも本当に納得のできる空間ができるのか疑問に感じたし、仕上がりしか知らなければ現場での対応が柔軟にできず現場が楽なだけの設計になってしまうんじゃないかな、と感じたんですよね。だから設計デザイン業はもちろん、営業も積算も現場も自分で見ながら徐々にスキルアップをしてきました。
とはいってもゲームの世界と違ってスキル上げには天井はないから、なかなかタイミングが掴めない私の独立を後押ししてくれたのは、20代に立ち向かうことすらしなかった”人”からの後押しがあってようやく踏み出せた一歩でした。

その後のお話は、以前書いた”一匹の犬に生き方を教えられた女の話”で語っている通りです。

ゲームとリアルの格差

実はここのところ、続け様に体のあちこちに支障が出ておりました。
テニス肘に、ぎっくり腰、久しぶりの風邪、今まで感じたことのなかった朝の目覚めに伴う身体のだるさ…などなど。これらが40を迎える前後に続け様に起こり「うわーなんだよー。これが所謂40を迎えるってことかよー」と全て年を理由にすることで自分自身を言い聞かせて納得しようとしていました。

そんなある日ドラクエⅪをしていて、ふと気づいてしまったんです。←
ゲームはレベルを上げていけばいくほど強くたくましくなっていく。一方でリアルな私は歳を取れば取るほど、自然と衰えばかりに気を取られてしまっている、ということに!!!

ちなみにドラクエのトルネコやライアンは30代後半ですしドラクエⅪのロウなんて主人公の祖父に当たりますから恐らく70前後かと。そう考えると、年齢を言い訳にはできないんです。彼らは年齢が高かろうとも、腰が痛い…なんてたまに呟きながらも、レベル1からコツコツと強くたくましく成長していくんですから。

ゲームの世界は所詮おとぎ話だから…
なんて、そんな弱腰な答えのままじゃ本当に、ただただ身体も気持ちもヌルッと衰えていく一方だな、こりゃいかん!と思ったわけです。

そこで考えて考えて考えた結果辿り着いた答え。
それはとってもシンプルなものでした。

「目標や夢があるから、レベルは上がっていくんだ。」

ゲームの中のヒーローたちは、みんな魔王を倒す!世界に平和を!と恐ろしいほど巨大な目標のためにまっすぐ突き進みます。巨大な目標ではあるけれど、絶対にやり遂げる!という意思があるからこそ、年齢に関係なく目標のためのレベルが上がっていくんだな、というのが私の答え。

全て年のせい…と、得意のネガティブ思考を発動していた私はこの単純な答えになかなか辿り着かずに逡巡としておりましたので、ある日フッとこの考え方が降りてきたとき、今まで答えの出なかった自分は、随分と自分をかわいがることに怠けていたんだなと気がつきました。

私は、自分を自分自身で褒めたり他人に褒められたりするのが苦手な傾向がありまして、特にちょっと忙しくなると自分のことを二の次にして他のことを優先してしまう悪い癖があるんです。
なかなか克服できない弱点ではあるけれど、自覚しているのとしていない状態では全然考え方が変わってくるわけで。答えに辿り着いた今、目の前の視界はクリアに広がり、改めて人生のレベル上げを楽しむスタンスを保っています。

レベル上げは楽しい。

実際ゲームの世界も現実も、レベル上げは楽しいです。
目標を持ってコツコツと経験値を重ねればキチンとレベルは上がるんですから。

iicoの中の人(つまり浅田姉妹)も実はジワジワとiicoのレベルを上げています。姉は、iicoスタート時に比べて格段にクッキーを製作するスピードが上がりました。そして当然クッキーのクオリティも上がっています。(普段自分自身に弱気な私もコレだけは胸を張って言える!)
また妹は、毎日更新しているインスタのクオリティやデザインはもちろんみなさんご存知だと思うので多くは語りませんが、みなさんの目に見えづらい例えばキャンディ包みの職人であり、毎日の出荷業務をいかに素早くいかに合理的に捌いていくといったことにとっても長けた捌きのプロでもあるんです。これまた日々着々とレベルを上げてきております。

そして先月6歳を迎えたiico看板犬のumuさんもまた密かにレベルは上げています。人の会話への理解度、妹のたしなめ方(umu自身、自分のことを浅田妹の姉だと自覚しているようです。)そして試食への意欲も衰えるどころか日に日に増すばかり!←
さらにはプライベートでも、今まで開けることのできなかった自宅のドアを自ら開けられるようになったり、道端ですれちがう犬同士のコミュニケーションも前に比べると数段と上手になりました。

きっとumuには「犬生を全力で楽しむ」という自然とできた目標があるんだと思うから、それに向けてのレベル上げは抜かりなし!といった感じです。

イベクエを楽しむ。

レベルを日々少しずつ上げた先のイベントクエストは、ゲーム・現実どちらもさらに楽しい。逆にレベル上げをおろそかにして中途半端に臨んだイベントは、スキルが足りず苦戦したり、ときには全滅にもなりかねない。だから日々コツコツと、が大事なんだなと思います。

iico目下のイベクエは、なんと言っても11月1日iico1周年!!

今iicoの中の人は、目の前のイベクエに向けてアドレナリンが出まくってます、笑。約1年間iicoを通じた出会いや経験があるからこそ今だからできる内容を濃厚に凝縮してお届けしようと、あーでもないこーでもないと試行錯誤の毎日です。

1周年では今のレベルにぴったりな最高の武器と防具で、最高のおもてなしができるよう準備を進めておりますので、ぜひ楽しみにお待ちくださいませ。10月中旬ごろから少しずつ情報解禁していく予定です!

そんなわけで今後も、みなさまの犬との生活少しにでも楽しくHAPPYを彩るお手伝いができるよう日々精進してまいります。
末長くどうぞお付き合いいただけたら嬉しい限りです。

iico 浅田姉


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