結論から言うと、

適切に処理・加熱された鹿肉は、犬も食べられる食材のひとつです。

鹿肉は、犬用フードやおやつの原材料として使われています。

たんぱく質を多く含み、
脂質が比較的少なく、
鉄などの栄養素を含む肉です。

一方で、

「鹿肉だから、どんな犬にも合う」

というわけではありません。

肉である以上、
与える量や犬の体質に合わせて取り入れることが大切です。

また、野生鳥獣の肉であるジビエは、
処理や加熱にも注意が必要です。

この記事では、

  • 犬は鹿肉を食べても大丈夫なのか
  • 鹿肉に含まれる栄養
  • 犬のおやつに鹿肉が使われる理由
  • 鹿肉とアレルギーの考え方
  • 鹿肉を選ぶこととサステナブルの関係
  • iicoが鹿肉ジャーキーを作り続ける理由
  • iicoが約3mmの厚さにこだわる理由

をご紹介します。

鹿肉はどんな肉?

鹿肉は、
鹿からとれる赤身肉です。

ジビエと呼ばれる、
野生鳥獣肉のひとつでもあります。

鹿肉の特徴としてよく知られているのが、

たんぱく質を多く含み、脂質が比較的少ないこと。

牛肉や豚肉など、
私たちに身近な肉とは、
栄養成分のバランスが異なります。

また、鹿肉には鉄や亜鉛、
ビタミンB群なども含まれています。

犬のおやつでは、
乾燥させたジャーキーやフリーズドライなど、
肉そのものの特徴を活かした商品に使われることがあります。

鹿肉に含まれる栄養

鹿肉には、

  • たんぱく質
  • 亜鉛
  • ビタミンB群

などが含まれています。

なかでも特徴的なのが、

たんぱく質と脂質のバランスです。

鹿肉は、
たんぱく質を多く含みながら、
脂質は比較的少ない肉です。

そのため、犬のおやつでも、
肉由来のたんぱく質を取り入れる素材として使われています。

また、鹿肉に含まれる鉄は、
赤血球中のヘモグロビンなど、
体の中で酸素を運ぶ仕組みに関わる栄養素です。

ただし、

鹿肉を食べれば、
特定の栄養不足が改善するという意味ではありません。

鹿肉も、
食事やおやつに取り入れる素材のひとつです。

鹿肉は本当に「高たんぱく・低脂質」?

鹿肉について調べると、

「高たんぱく」
「低脂質」

という言葉をよく目にします。

これは、鹿肉の特徴のひとつです。

鹿肉は、牛肉などと比較すると、
脂質が少なく、
たんぱく質を多く含む傾向があります。

ただし、

「低脂質だから、いくら食べてもいい」という意味ではありません。

鹿肉にもカロリーはあります。

おやつとして与える場合は、
一日に食べる量全体の中で考える必要があります。

「高たんぱく・低脂質」は、鹿肉の特徴。

「たくさん食べても大丈夫」は、別の話です。

犬のおやつに鹿肉が使われる理由

鹿肉は、
犬のおやつで使われる肉のひとつです。

理由のひとつが、

肉そのものの風味を活かしやすいこと。

ジャーキーの場合、
砂糖や香料などで味を加えなくても、
肉そのものに香りがあります。

そしてもうひとつが、

たんぱく源の選択肢になることです。

犬のフードでは、

鶏肉。
牛肉。
豚肉。
魚。

さまざまなたんぱく源が使われています。

鹿肉も、その選択肢のひとつです。

鹿肉は「アレルギーが起きない肉」ではありません

鹿肉について、
「アレルギーが起きにくい」
と紹介されることがあります。

ただ、

鹿肉そのものが、アレルギーを起こさない肉というわけではありません。

犬は、さまざまなたんぱく源に対して、
アレルギー反応を起こす可能性があります。

食べた経験のないたんぱく源を、
「新奇たんぱく」と呼ぶことがあります。

鹿肉も、その犬がこれまで食べたことのない肉であれば、
たんぱく源の選択肢になることがあります。

大切なのは、
「鹿肉なら安心」
と決めつけることではありません。

その犬がこれまで何を食べてきたのか。
どんな体質なのか。

たんぱく源の選択肢を持つこと。

iicoが鹿肉を選んだ背景にも、
そんな考え方があります。

犬に鹿肉を与えるときの注意点

生の鹿肉はそのまま与えない

鹿肉は、
ジビエと呼ばれる野生鳥獣肉のひとつです。

野生鳥獣の肉には、
細菌や寄生虫などのリスクがあります。

そのため、
生や加熱が不十分な鹿肉を、
そのまま与えることはおすすめできません。

家庭で鹿肉を与える場合も、
十分に加熱することが大切です。

「犬だから生肉でも大丈夫」
と考えず、適切に処理された肉を選びましょう。

与えすぎない

鹿肉は、脂質が比較的少ない肉です。

ただし、

おやつとして与える場合は、量に注意が必要です。

特にジャーキーは、
水分を減らして作られています。

生肉と比べると、
同じ重量でも成分が凝縮されています。

小さく見えても、
何枚も続けて与えれば、おやつの量は増えていきます。

鹿肉だから特別にたくさん与えるのではなく、
一日に食べるおやつ全体の量で考えましょう。

初めて食べる場合は少量から

鹿肉も、
犬によっては体質に合わないことがあります。

初めて食べる場合は、
少量から様子を見ましょう。

食後に、

  • 皮膚をかゆがる
  • 赤みが出る
  • 嘔吐
  • 下痢
  • 普段と違う様子が見られる

場合は、与えるのを中止して、
獣医師に相談してください。

素材のイメージだけで、
「絶対に大丈夫」と判断しないことが大切です。

鹿肉ジャーキーは原材料を見て選ぶ

鹿肉ジャーキーを選ぶときは、
パッケージの表だけではなく、
原材料表示も確認してみてください。

「鹿肉ジャーキー」と書かれていても、
商品によって作り方は異なります。

鹿肉だけで作られているもの。
ほかの肉を混ぜているもの。
でんぷんや調味料を加えているもの。

さまざまです。

どれが絶対に悪い、
という話ではありません。

大切なのは、

何が使われているのかを知って選ぶこと。

シンプルな鹿肉のおやつを探しているなら、
原材料欄を確認することで、
その商品の設計が見えやすくなります。

iicoが創業当初から鹿肉を使っている理由

iicoには、
創業当初から販売している鹿肉ジャーキーがあります。

iicoのおやつは、
犬と人が一緒に食べられるクッキーが中心です。

でも、

鹿肉ジャーキーだけは違います。

iicoの定番の中で、唯一の犬専用おやつです。

鹿肉を選んだ理由は、
単に「犬が肉を好きだから」だけではありません。

創業当初、犬のおやつに使う肉を考えたとき、
牛肉や鶏肉など、家畜として育てられる肉とは違う選択肢を持ちたいという思いがありました。

家畜の生産には、

飼料。
土地。
水。
そして温室効果ガス。

さまざまな環境負荷が関わっています。

もちろん、
家畜肉そのものを否定したいわけではありません。

ただ、

毎日作るものの素材を選ぶなら、
別の選択肢についても考えたい。

そんな思いがありました。

捕獲された鹿を、資源として活用するということ

日本では、
鹿による農作物や森林への被害が課題になっています。

その対策として、
鹿が捕獲されることもあります。

でも、

捕獲された鹿のすべてが、
食材として活用されるわけではありません。

私たちは、すでに捕獲された鹿を、
ただ廃棄するのではなく、
素材として活用することにも意味があると考えています。

鹿肉を使うことには、

捕獲された野生鳥獣を資源として活かす

という側面があります。

今でいう、
サステナブルやSDGsにつながる考え方です。

創業当初は、
それを大きな言葉で説明していたわけではありません。

ただ、

せっかくある素材を、できるだけ無駄にしたくない。

使えるものには、きちんと役割を持たせたい。

その考え方は、
創業当初から変わっていません。

家畜肉とは違う、たんぱく源の選択肢を作りたかった

もうひとつ、
鹿肉を選んだ理由があります。

犬のフードやおやつでは、

鶏肉。
牛肉。
豚肉。

といった肉が多く使われています。

つまり、
犬が日常的に口にする機会の多いたんぱく源でもあります。

私たちは、肉のおやつを作るなら、
そうした身近な肉とは違う選択肢を作りたいと考えました。

そこで選んだのが、鹿肉です。

鹿肉も、すべての犬に合うわけではありません。

鹿肉にアレルギー反応を起こす犬もいます。

だから、
「鹿肉はアレルギーにならない肉」
とは考えていません。

ただ、

牛肉や鶏肉などとは違うたんぱく源を選べること。

選択肢をひとつ増やすこと。

それにも意味があると考えています。

鹿肉は、余計なものを足さなくても成立する

iicoの鹿肉ジャーキーの原材料は、
鹿肉だけです。

肉そのものに香りがあり、
肉そのものに味があります。

だから、
甘味料を加える必要もありません。

香料を加える必要もありません。

何かを足して味を作るのではなく、

素材そのものを、おやつにする。

鹿肉ジャーキーは、
とてもシンプルなおやつです。

でも、

シンプルだからこそ、
私たちは作り方にもこだわっています。

硬すぎる鹿肉ジャーキーにしたくなかった

鹿肉ジャーキーというと、
硬く乾燥した肉をイメージする方も多いかもしれません。

でもiicoでは、

硬すぎるジャーキーにはしたくありませんでした。

犬の大きさは、さまざまです。

そのまま一枚食べる犬もいれば、
小さく割って、少しずつ食べる犬もいます。

だから、

飼い主が自分の手で、食べる大きさを調整できること。

これを大切にしました。

iicoの鹿肉ジャーキーは、
鹿肉をミンチにし、
まとめて約3mmの厚さに伸ばして加熱しています。

目指したのは、

女性が片手でも割れる、チップス程度の硬さ。

パキッと割って、
その犬に合わせた大きさにする。

今日は一枚。

今日は半分。

トレーニングなら、もっと小さく。

犬の体の大きさや、
その日の食べ方に合わせて、
飼い主が量を調整できます。

鹿肉を乾燥させれば、
鹿肉ジャーキーにはなります。

でも、

どう食べてもらいたいかまで考えることも、おやつの設計だと思っています。

約3mmという厚さにも、
ミンチにしてから成形する製法にも、
ちゃんと理由があります。

▶︎ iicoの鹿肉ジャーキーを見る

クッキーとは違う。だから定番に残っています

iicoでは、
定番のおやつを整理してきました。

似た役割の商品。

今のiicoの考え方と少し離れた商品。

ひとつずつ見直しています。

それでも、

鹿肉ジャーキーは残ります。

なぜなら、

クッキーでは代わりができないからです。

米粉。
オートミール。
おから。
野菜。

それぞれの素材を組み合わせて作るクッキーとは、
まったく違う役割があります。

肉そのものを食べるおやつ。

そして、

犬だけが食べるおやつ。

犬と人が一緒に食べられることを大切にしているiicoが、
あえて犬専用のおやつを作り続ける。

少し矛盾して見えるかもしれません。

でも私たちは、

「全部一緒」であることが大切だとは思っていません。

犬には犬の楽しみがある。

人には人の楽しみがある。

そして、一緒に楽しめる時間もある。

犬のためだけに選ぶおやつがあってもいい。

環境のこと。

素材のこと。

たんぱく源の選択肢。

そして、犬が食べるときのこと。

その全部を考えた結果、
鹿肉ジャーキーは今もiicoの定番に残っています。

犬が喜ぶことも、素材を選ぶ理由です

犬のおやつの素材について考えるとき、

栄養。
脂質。
糖質。
原材料。

さまざまな数字や情報があります。

もちろん、どれも大切です。

でも、

私たちはもうひとつ、
忘れたくないことがあります。

犬が喜んで食べること。

体のことを考える。

素材を選ぶ。

量を考える。

そのうえで、
目の前の犬が喜んでくれる。

おやつは、
栄養を補うためだけのものではありません。

名前を呼んで。

目が合って。

「どうぞ」と渡す。

その短い時間も含めて、
私たちはおやつだと思っています。

鹿肉ジャーキーを作り続けている理由は、
鹿肉の栄養だけではありません。

犬が、ちゃんと喜ぶから。

それも、
iicoが鹿肉を選び続ける理由のひとつです。

iicoのおやつについて

iicoでは、
犬と人が一緒に楽しめるおやつを中心にお作りしています。

クッキーは、
人用食品営業許可(菓子製造業)のもとで製造し、
人用食品としても販売できる体制を整えています。

一方、

鹿肉ジャーキーは犬専用のおやつです。

犬のためのおやつとして、
クッキーとは異なる考え方でお作りしています。

素材一つひとつの特徴を知り、
その素材がどんな役割を持つのかを考える。

そして、
どう食べてもらいたいかまで考える。

iicoでは、
そんな考え方で毎日のおやつを作っています。

▶︎ iicoの定番おやつを見る

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まとめ

鹿肉は、
適切に処理・加熱されたものであれば、
犬も食べられる食材のひとつです。

たんぱく質を多く含み、
脂質が比較的少なく、
鉄などの栄養素も含まれています。

一方で、

鹿肉だから、
どんな犬にも合うわけではありません。

初めて食べる場合は少量から。

おやつとして与える量にも注意が必要です。

iicoでは、
創業当初から鹿肉ジャーキーを作り続けています。

家畜肉とは違う、
たんぱく源の選択肢を作ること。

捕獲された鹿を、
素材として活用すること。

鹿肉だけで、
シンプルなおやつを作ること。

そして、
約3mmの厚さに伸ばし、
飼い主が片手で割れる硬さに仕上げること。

素材を選ぶところから、どう食べてもらうかまで。

その全部がおやつの設計だと、
私たちは考えています。

クッキーでは代わりのできない役割があるから。

鹿肉ジャーキーは、
今もiicoの定番に残っています。

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